栽培について

生でガブッとかじってほしいから。人参づくりは、夏の土づくりから始まる。

人参のいない夏に、畑を緑で埋める理由。


「にんじんって、今ないんですね。」
「で、あれ何植えてるんですか?」

この時期、畑に来られた方々によく言われます。

実はいま、11月頃から収穫が始まるにんじんづくりに向けて、畑では土づくりの真っ最中。
植わっているのはにんじんではなく、

イネ科の「ソルゴー」とマメ科の「クロタラリア 」という緑肥(りょくひ)です。
(※今年は同じ畑に、2種の緑肥を混植しています。)

収穫するためではなく、土を育てるために育てる植物。
土づくりというと、堆肥を思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん、これまでも堆肥(馬糞もしくは木や竹チップを細かく分解、発酵させたもの)も使いながら土を育ててきました。
ただ、畑の面積や作付けが広がる中で、「外から入れる」だけではなく、

「畑の中で育てて循環させる」

方法も大切にしたいと考えるようになりました。
そこで取り入れているのが、この緑肥です。

ソルゴーはたくさんの根を張り、土の状態を整える役割。
クロタラリアは、土の生きものたちが働きやすい環境づくりを支えてくれます。
さらに!にんじんづくりでは悩みのひとつになる「センチュウ(根のまわりに影響して、形が乱れる原因になることがある小さな虫)」への対策としても期待して取り入れています。
自然の力だけですべて解決できるわけではありませんが、こうした植物の働きも借りながら、次のにんじんづくりにつなげています。

そして、種まき後、約60〜70日程度で、背丈約1〜1.5m程度まで育った緑肥は、収穫せずそのまま畑へ還します。
さらに、その後は太陽の熱も利用しながら、次の作付けに向けて土を整えていきます。
すぐに結果が見える作業ではありません。
でも、にんじんの味や育ち方は、種をまく前から始まっています。

子どもたちが生のまま「甘い!」とかじってくれる。

そんなにんじんを目指して、今年の夏も、まずは土を育てています。

 

種撒き後、約45日のソルゴー。背丈90cmくらい



種撒き後、約45日のクロタラリア 。背丈70cmくらい

 
ソルゴー播種量:40kg
クロタラリア播種量:30kg
ライ麦播種量:25kg(昨秋より越冬にて現在栽培中)
2026年栽培予定面積:約1.8ha(ヘクタール)、(サッカー場約2.5面分)
予定播種量:約70万粒
予定収穫量:約100t(目指します!)

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